第40回日本神経救急学会学術集会
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会長挨拶

 
第40回日本神経救急学会学術集会会長

第40回日本神経救急学会学術集会
会長 堀内 哲吉
信州大学医学部脳神経外科学教室 教授

 
 

このたび、第40回日本神経救急学会学術集会の会長を拝命いたしました、信州大学医学部脳神経外科の堀内哲吉と申します。本学術集会は、2026年6月20日(土)、長野県松本市にあります「まつもと市民芸術館」にて開催いたします。

節目となる第40回という記念すべき年に、歴史ある本学会をお世話させていただく機会を賜りましたことは、私ども信州大学脳神経外科一同にとりましても大変光栄であり、身の引き締まる思いでおります。開催地である松本市は、豊かな自然と文化に囲まれた地であり、地域医療の現場に根ざした医療実践が展開されてきた場所でもあります。皆様を信州の地にお迎えできることを、心より楽しみにしております。

神経救急は、脳卒中、てんかん、頭部外傷、感染症、代謝障害など、多岐にわたる疾患を対象とする学際的な分野です。その診療には、神経内科、脳神経外科、救急科、集中治療科、麻酔科、放射線科などの多診療科に加え、看護、リハビリテーション、臨床検査、放射線技術など多職種との密接な連携が欠かせません。また、患者の病態は刻一刻と変化し、迅速かつ柔軟な判断が求められます。

こうした背景を踏まえ、本学術集会では「サステナブルな神経救急」をテーマに掲げました。 高齢化の進展や医療資源の地域格差、医師の働き方改革など、現代医療が直面する構造的な課題を受け止め、神経救急を持続可能な形で発展させていくための方向性を、ともに模索する場にしたいと考えております。特に、地方医療現場からの問題提起や実践的な知恵を集めることで、全国の神経救急の未来像に貢献できれば幸いです。

本学術集会が、日々神経救急に携わる医療者の皆様にとって、知識のアップデートはもちろんのこと、診療のヒントや、他職種・他施設とのつながりを育む場となるよう、鋭意準備を進めております。若手医師や研修医、学生の皆さんにとっても、神経救急の魅力とやりがいを感じられるような企画を多数用意する予定です。

多くの皆様にご参加いただき、活発なご議論と温かい交流を通じて、未来の神経救急医療の持続的な発展につなげてまいりたいと存じます。

皆様のご指導、ご鞭撻、そして何よりご参加を心よりお願い申し上げます。